11月3日 アルゼンチン共和国杯
概要
レースラップ
7.2-11.2-11.9-12.9-12.7-12.6-12.7-12.4-12.0-11.8-11.3-11.1-11.7
前後半3F:36.7-34.1
前後半5F:62.2-57.9
中弛みがあり前後半5Fで見ると超スローペースの1戦。
ラスト2F最速で結局直線勝負に偏ったレースでした。
レース前分析
スローペース想定でしたが、やはりこの条件このメンバーなら当然のスロー。
メンバーレベルは低い1戦で、とりあえず能力上位は優位を取りつつも、スローからの直線勝負で如何に力を発揮できるかが重要な1戦と評しました。
回顧
ムイトオブリガード
本命を打てましたがここは結局能力も違いました。
近走の成績は流れた中で崩れただけでスローペース替わりで予想通り前進。
昨年はトップスピード勝負でパフォーマプロミスに屈しましたが、今年はその点を前半ポジション取る事で改善。
ラスト3F地点で先頭に躍り出ているので、当馬はラスト3F最速のラップを踏んでいるのでロンスパに持ち込んで勝利。
前目からラスト3F最速でラスト2Fも早いラップを踏む競馬は評価できます。
長距離で中盤ゆったりの中で前目を取れれば今後も注目の馬。
ただ完勝の内容ではあるものの、メンバーレベルは低かったのでG1級でどうかはまだ微妙。
中距離だと中盤がきつくポジション取りに苦労しそうですし、条件的に向きそうなのはJCくらいだというのが難点。
距離はまだ延びても大丈夫そうですし、まだ天皇賞春の方が相手関係的にも現実味あるかなと思います。
タイセイトレイル
3連系抑えまでの指定の当馬。
随時最内を立ち回った中で2着好走ですが、今回は中団後ろ目からの競馬。
ラスト3Fのムイトオブリガードが抜け出したタイミングでギアチェンジで見劣って差を付けられてしまった。
そしてラスト1Fでも差を詰める事が出来ずに据え置きだったので明確に負けてしまったなという内容でした。
元々中長距離でロンスパ戦で結果を残していた馬ではありますし、それが内を立ち回り今回のメンバーならこれくらいかなという印象。
もう一列前を取れるペースではありましたし、そうすればワンチャンスあったかな?とは思います。
それでも、ラスト1Fは落としている訳ですし、ここまで最内を回れた分がなかったら足りなかっただろうなというパフォーマンスでもありました。
ベストはトップスピードは問われない方がいいんだろうなと思います。
今の所メンバー恵まれた中長距離路線なら何とかといったイメージです。
アフリカンゴールド
対抗に指名したアフリカンゴールド。
まあこんなものかなという印象でした。
これまでも中長距離をスローペースで瞬発力もロンスパもそこそこの競馬で結果を残してきていました。
中団からになるとどちらも決定的なものを持っていないのでメンバーレベルの低さから押し出されての3着はすごく妥当に感じる内容でした。
2着のタイセイトレイルとの比較は通った所の差と考えていい内容。
もう一列前で競馬をしてムイトオブリガード比較でどこまでやれたか次第で今後の評価をしたかったですが、現状はタイセイトレイルと同様の評価まで。
ルックトゥワイス
今回はほぼ消し評価ができた人気馬でやはりスローからの直線勝負では厳しかったです。
ラスト1Fで前が止まった所で一気に迫ったのはらしい競馬でしたが、緩いペースで前に余裕があるとここまで。
結局レースを流していってくれる馬がいてこその感じ。
それでも4着まで来ているので展開さえ向けば手薄なこの路線では最上位の地力は持っているでしょう。
ただ中長距離路線で流れる事はそう多くはありませし、人気する限りはよほど条件整わないと狙いづらい馬。