6月2日 安田記念
ダノンプレミアム
今回人気でトラブル?もあり16着と大きく敗れたダノンプレミアム。
結果的には怪我もなく安心しましたが、次走以降再び超一流馬として復活できるのか?
これを読み解いて次走に繋げます。今回私は軽視できましたがその理由もわかる記事になっています。
※ダノンプレミアムの馬体に大きな問題がなかったという前提でのお話になりますのでご注意ください。
安田記念概要
レースラップ
12.2-10.9-11.4-11.3-11.2-11.1-11.2-11.6
前後半3F:34.5-33.9
前後半5F:57.0-56.4
ややスローですが中盤全く緩むことなく、淡々と進んで徐々にペースアップしてラスト3F最速となりそこから減速していくレース展開。
基礎スピードとロンスパ性能の2つが求められたレースです。
安田記念レース前分析
ダノンプレミアムは瞬発力に長けておりコーナリングも上手いとても器用なタイプの馬。
サウジアラビアRCで平均ペースを押し切ってもいますし、
基礎スピードも持っているので好走ゾーンは非常に広い馬だと思います。
ただ気がかりはあります。ダービーでのロンスパ戦の敗戦。
東京での出し切る形はあまり望ましくないので、
その点は如何に仕掛け所遅らせられるかがポイントになりそう。
これだけ瞬発力に偏っているのでタイプ的にはスローの方がいい可能性が高いので、
平均ペースも相対的に見ればややマイナス。
この様に不安要素はあるのがこの2頭(+アーモンドアイ)です。
特にダノンプレミアムは平均以上に流れた場合の脚はやや不安が残ります。
平均に流れるか否かで言えば、アエロリットもいますし、
前走暴走気味のペースで自滅後の乗り替わりで抑える可能性あるものの、
流れる可能性は十分に見込めるでしょう。
この事から平均ペース以上でどうか?というのを中心に考えようと思います。
安田記念敗因
上記の分析により無印としたダノンプレミアムですが、結局本質的な敗因はなんだったのか?これを分析していきます。
冒頭でも記しましたが、馬体に問題などはなかった前提での分析になりますのでご注意ください。
では、今回のレース質がダノンプレミアムにとってどうだったのか?から考えていきます。
これはレース前の分析通りロンスパと基礎スピードを求められる展開は持ち味活きる展開ではなかったと考えています。
これに加えてスタート直後に不利があり、ポジションが後ろで外々を回すとなると当然大崩れは必至の展開だったでしょう。
仮に出遅れていなかったとしても、この展開は凡走するレースだったと思っています。早々とレースはやめているので着順はもう少し何とかなったかもしれませんが、馬体に問題ない前提で言えば、最後の脚は明らかに見劣っています。
単純な考えになってしまいますが、前に出せていれば外を回すコースロスはマシでしょうが基礎スピードは問われます。
なので差し引きでそこまで大きな差はないと思いますが、あの手応えではポジション差をもってしても残せていたとは思えません。
もちろん、序盤で出鼻をくじかれた馬に与えられる精神的ダメージは測りかねるので一概には言えませんが、過去の戦績からもシンプルに厳しい展開だったと考えてもいいでしょう。
結局はスローからの瞬発力戦こそがベストの馬で、使える脚が長いわけではないのでポジションも欲しいというのがこの馬なのでしょう。
次走以降狙い目
このスローからの瞬発力戦が得意なタイプとなってしまうと、G1ではどうしても厳しいペースになりやすいので難しくなってくると思います。
前哨戦でペースが緩んだ時に圧勝して、本番人気で嫌うというのがベタな扱い方になりそうだなという印象の馬ですね。
距離延長でも2000mまでなら前哨戦系のレースでは主役級は変わらずで、状態面さえ整っていれば即復活可能でしょう。
ただやっぱりマイルCSはラスト4Fから動いてロンスパになりがちなレースですし、距離延長で天皇賞秋にしてもキセキが出てくるとラスト3F最速に入れられるので合わないレースになりそうですし、G1となるともう一段階新しい一面見えてほしい。